引退発表の障害騎手、北沢伸也「悔いはない」「感謝の気持ちでいっぱい」
2024年2月14日 12:07 JRAは14日、北沢伸也(52=栗東・フリー)から騎手免許の取消申請があり、3月5日付で騎手免許を取り消すと発表した。引退後は栗東・藤野厩舎で調教助手になる予定。
90年にデビューし、ルーキーイヤーは9勝、2年目は24勝と成績を伸ばした。9年目の98年に初めて障害戦に騎乗し、11年から障害専門騎手として活躍。02年阪神ジャンプS(ミレニアムスズカ)で重賞初制覇、12&14年とJRA賞最多勝利障害騎手に輝いた。
▼北沢 障害練習で落馬してから目がまひして、物が二重に見えたりするようになりました。もう年かなと…。それがきっかけで騎手を辞める決心をしましたが、ここまでやり切ったと思っています。障害リーディングを2回獲って、G1も勝って、目標にしていたことは全て達成しました。騎手人生に悔いはないです。デビューから長い間、応援してくださったファンの皆さまには感謝の気持ちでいっぱいです。ありがとうございました。
◇北沢 伸也(きたざわ・しんや)1971年6月9日生まれ、千葉県市川市出身の52歳。90年、栗東・荻野光男厩舎所属で騎手デビュー。JRA通算3204戦(平地1719戦、障害1485戦)282勝(平地122勝、障害160勝)、うち重賞は14年J・G1中山大障害(レッドキングダム)を含めて全て障害で9勝。