【天皇賞・秋】「物凄い末脚」ドウデュース導いた武豊「今日は絶対に結果を出さないと」気迫の騎乗
2024年10月27日 16:03 豪華メンバーが集った秋の中距離王決定戦「天皇賞・秋」は、武豊が騎乗した2番人気ドウデュース(牡5=友道)が制し、4年連続のG1通算4勝目を挙げた。
今年限りでの現役引退が決まっているドウデュース。最終章を最高の形で滑り出し、武豊は胸を張った。
――今の気持ちは
「めちゃくちゃうれしいですね」
――道中は後方2番手から
「ある程度、腹をくくってラストの脚にかけるレースを、と思っていた。ちょっと遅かったけど、もうこれしかないかなと」
――素晴らしい挿しきり
「なんとか届いてくれという気持ちだったけど、物凄い末脚だったので。この馬の本来の末脚を使えたので大丈夫だと思った」
――ドウデュースはどんな馬
「ほんとに強いですね。凄く強い馬で。ただ、いつもいつも結果出せる馬ではなくて。もちろん、僕も今までうまくエスコートできないレースもあったので。今日は絶対に結果を出さないといけないという強い気持ちで乗った」
――天皇賞・秋は7勝目
「今日の勝利は本当にうれしい。ドウデュースと勝てたことが本当にうれしい」
――ファンへ
「やっとこの馬の本来の力を出すことができた。あらためて強い馬だなと思った。残り多くても2戦ということになるけど、またこの馬のパフォーマンスを出して、いいラストシーズンにしたい」
▽天皇賞・秋 1905年創設の「エンペラーズカップ」が前身で、37年に春秋2回開催の「帝室御賞典競走」に。47年秋に「天皇賞」に改称され84年のグレード制導入を機に、秋は芝3200メートルから芝2000メートルとなった。