【天皇賞・秋】「絶対に結果を」武豊の叱咤にドウデュース応えた!異次元の末脚 上がり3F32秒5

2024年10月27日 16:09

<天皇賞・秋>レースを制したドウデュース(撮影・村上 大輔)

 豪華メンバーが集った秋の中距離王決定戦「天皇賞・秋」は、武豊が騎乗した2番人気ドウデュース(牡5=友道)が制し、4年連続のG1通算4勝目を挙げた。

 昨年の天皇賞・秋はレース当日に他の騎乗馬に蹴られて負傷し、コンビを組めなかった武豊。昨年のリベンジとともに、今年のうっ憤も晴らした。

 「今日の勝利は本当にうれしい。ドウデュースと勝てたことが本当にうれしい」

 今年はドバイターフ5着、宝塚記念6着と不完全燃焼。「僕も今までうまくエスコートできないレースもあったので。今日は絶対に結果を出さないといけないという強い気持ちで乗った」。鞍上の気迫は、確かにパートナーに伝わった。

 スローペースで流れる道中は後方2番手。「ある程度、腹をくくってラストの脚にかけるレースを、と思っていた。ちょっと遅かったけど、もうこれしかないかなと」。上がり3Fメンバー最速32秒5という異次元の脚。「物凄い末脚だった」と称えた。

 残りは最大2戦。「またこの馬のパフォーマンスを出して、いいラストシーズンにしたい」。最高の人馬が、大団円に向かっていく。

  ▽天皇賞・秋 1905年創設の「エンペラーズカップ」が前身で、37年に春秋2回開催の「帝室御賞典競走」に。47年秋に「天皇賞」に改称され84年のグレード制導入を機に、秋は芝3200メートルから芝2000メートルとなった。

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