【天皇賞・秋】武豊「凄い馬やで」ドウデュースと会心V オーナー案じ「心配やな。倒れてるんちゃうか」

2024年10月27日 21:40

<天皇賞・秋>レースを制したドウデュース(左から3頭目)。鞍上の武豊はガッツポーズ(撮影・郡司 修)

 豪華メンバーが集った秋の中距離王決定戦「天皇賞・秋」は、武豊が騎乗した2番人気ドウデュース(牡5=友道)が制し、4年連続のG1通算4勝目を挙げた。

 道中は後方2番手を追走。上がり3F32秒5という異次元の末脚をさく裂させ、ライバルをねじ伏せた会心のレース。JRAは武豊のジョッキーカメラを公開したが、スタート数秒でカメラに泥がついて視界不良となった。

 究極の末脚を繰り出す景色は堪能できなかったが、ゴールしてからの武豊の言葉は、ばっちり聞き取れる。「よくやった」とパートナーをねぎらうと、「やっと…やっと走らせられたわ」「これで4年連続と2000メートルも勝ったんやで、凄い馬やで」と陣営とともに笑みを浮かべた。

 また、陣営から「松島さん(所有するキーファーズの松島正昭代表)、大丈夫ですかね」と振られた武豊は「松島さん、心配やな。倒れてるんちゃうか」と冗談めかしていた。

 ▽天皇賞・秋 1905年創設の「エンペラーズカップ」が前身で、37年に春秋2回開催の「帝室御賞典競走」に。47年秋に「天皇賞」に改称され84年のグレード制導入を機に、秋は芝3200メートルから芝2000メートルとなった。

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