【的場文男騎手引退】佐々木竹見氏「残念」 矢野貴之「異次元の人、勝つだけの理由がある」
2025年2月14日 19:09
86年オールカマー前。佐々木竹見騎手（右）はテツノカチドキ、的場文男騎手はカウンテスアップの追い切りを終え、「お互い頑張ろう」と握手
大井競馬場は14日、国内最多勝利騎手で地方競馬歴代最多の7424勝を誇る「大井の帝王」こと的場文男騎手（68）が3月31日付で引退すると発表。地方競馬をけん引した巨人は51年5カ月にわたる騎手生活に別れを告げた。
的場騎手の引退を惜しみ、騎手の先輩と後輩が言葉を贈った。
▼佐々木竹見氏 ケガでの引退は残念ですが、仕方がないし本人のためにも正解だったでしょう。長い間、ご苦労さまでした。
▼矢野貴之 想像もできない数字を残した異次元の人だった。最後まで気持ちを切らさずにできたのは負けん気が強かったからだと思う。豪快な追いっぷりが注目されがちだが、繊細に折り合う技術が凄かった。勝つだけの理由はある。親しみやすさがあって的場さんがいると調整ルームが明るくなった。こっちがいじっても面白おかしく接してくれた。一緒に乗れたのは財産だし、誇らしい。
