【的場文男騎手引退】思い出のレースは帝王賞・コンサートボーイ~大井の帝王・栄光の軌跡

2025年2月14日 16:00

97年帝王賞をコンサートボーイで制し、喜びがあふれる的場文男騎手。長いキャリアで最も心に残る一戦だ

 的場文男騎手(68)が引退を発表した。73年デビューから51年5カ月。「大井の帝王」が騎手人生にピリオドを打った。

 的場文男騎手、栄光の軌跡を振り返る。

▽1956年9月7日 男4人、女3人の7人兄弟の末っ子として福岡県大川市に生まれる。すぐ上の兄・信弘は佐賀競馬の元騎手・元調教師。

▽71年 騎手見習いとして大井競馬小暮嘉久厩舎に入る。

▽73年10月16日 ホシミヤマで初騎乗。5着になったが、いきなり騎乗停止。

▽同年11月6日 同馬で初勝利。

▽77年10月 アラブ王冠賞(ヨシノライデン)で重賞初制覇。

▽83年 初の大井リーディングを獲得(85~04年も同リーディング)。

▽87年2月 地方競馬通算1000勝。

▽90年9月 中山7Rをモガミリーフで勝ち、中央初勝利。

▽97年6月 コンサートボーイで帝王賞を勝ち交流G1(現Jpn1)初制覇。的場本人が最も記憶に残るレースとして挙げる。

▽02年 363勝で初の地方競馬全国リーディングを獲得。

▽03年 335勝で2年連続地方競馬全国リーディングに輝く。

▽06年3月 地方競馬通算5000勝。

▽10年6月 地方競馬通算6000勝。

▽13年9月 韓国・ソウル競馬場で海外初勝利。

▽17年5月 地方競馬通算7000勝。

▽18年8月12日 大井5Rをシルヴェーヌで勝利。佐々木竹見氏が持つ記録を抜き、地方競馬最多7152勝を達成。

▽20年11月 現役の騎手として初めて黄綬褒章受章。

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