【ケンタッキーダービー】モレイラ「ベストな脚を使うことができなかった」ルクソールカフェ12着

2025年5月4日 11:50

ルクソールカフェ(C)Coady Media

 米G1「ケンタッキーダービー」が行われ、日本から参戦したルクソールカフェ(牡3=堀)は12着、アドマイヤデイトナ(牡3=加藤征)は19着に沈み、日本調教馬初の頂点に届かなかった。ソヴリンティ(牡3=モット)がタイトルを手にした。

 水が浮くような不良馬場で行われた大一番。ルクソールカフェに騎乗したモレイラは「パドックから返し馬までの馬の雰囲気はとても良かった。ただ、競馬場の音響など、慣れない環境で馬の集中が途切れてしまいスタートのタイミングが合わなかった。ポジションを取りに行きましたが、前が狭いところに入って、理想よりも後方の位置取りになった。経験したことない馬場でキックバックも受け、最後の直線はベストな脚を使うことができなかった」と話した。

 アドマイヤデイトナに騎乗したルメールは「良いスタートでポジションを取れたが、このような馬場は合いませんでした。向正面までは良かったものの、滑ってペースについていくことができませんでした」と回顧。加藤征師は「このような結果になり、大変申し訳なく思います。かなり流れるような展開になり、途中でバテてしまった。先行した馬には厳しい流れになってしまったので、致し方ないかなと思います」とコメントした。

 ケンタッキーダービーの過去の日本馬は95年スキーキャプテン14着、16年ラニ9着、19年マスターフェンサー6着、22年クラウンプライド13着、24年はデルマソトガケ6着、マンダリンヒーローが12着。昨年はフォーエバーヤングが3着、テーオーパスワードが5着に入っていた。

 ▼ケンタッキーダービー 米クラシック3冠の第1戦で、米国の国民的スポーツイベント。「スポーツの中でも最も偉大な2分間」と表現されることもある。

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