（5）リケアカプチーノにチャンス到来。4走前の一條記念みちのく大賞典で古馬を相手に重賞制覇を飾った能力は、この相手では断然とみる。長距離を求めて金沢重賞に参戦した前走も出入りの激しい展開の中、3着を確保しており悪くなかった。どんな流れにも対応できる脚質も魅力で、前走よりメンバーが楽になるここは負けられない一戦だ。

　相手筆頭はサクラトップキッド。昨年の当レースは道中で先手を奪って押し切り勝ち。前走は仕掛けが早過ぎて乱ペースとなっただけに、今回はどこで動くかが鍵となる。3番手はライアン。前2頭に離された3着となった前走はコース取りの差とみる。この距離は昨年の当レース（11頭立て5着）で経験済み。頭数減でさばきやすくなれば上位へ。末脚秘めるウイニングライブ。スローペースの上がり勝負で一発を狙う。

　▼レライタム（伊藤忍師）ここに入るとチャレンジャーですかね。最内枠の今回は、あまりキックバックをもらいたくないからスタートを決めるようなら逃げる手もあるかな。

　▼フレイムウィングス（酒井仁師）距離が延びることにマイナスイメージはない。小回りがどうかだが、持ち味の持続力を生かすレースができれば。

　▼レールガン（佐藤浩師）このレースには5年連続で出走する。過去に2、3着があるから距離に問題はないが年齢的に衰えが出てきているかな。差し脚の生きる流れになって掲示板があればいいかな。

　▼ライアン（佐藤浩師）どうも去年ほど追い切りの動きに迫力がない感じ。1年ぶりの距離だが、この馬には合うと思う。決め手を生かすレースができれば。

　▼リケアカプチーノ（菅原勲師）仕上がりは問題ないですね。ここを使って次は年末の桐花賞を予定しているので、この相手なら負けられないね。

　▼ウイニングライブ（吉田司師）状態はいいけど相手がね。初距離だけど1900メートルをいい競馬で勝っているので適性はありそう。この枠だが、道中で内に潜って末脚を生かす競馬で上位に食い込みたい。

　▼アレクサ（永田師）使いながら状態は上がってきている。折り合いを苦にするタイプではないので長距離に出走してみる。相手はそろっているが、一つでも上の着順を狙いたい。

　▼サクラトップキッド（伊藤忍師）前走のダメージもなく順調な状態で出走できる。無理に動いた感じだった前走の着差からリケア（カプチーノ）との力差は、それほどないと思っている。何とかリケアを負かしたい。