【毎日杯】アルトラムスが出世レース制す 上がり3F最速33秒1差し切り 野中師「ポテンシャルはある」
2026年3月29日 05:08 3歳重賞「第73回毎日杯」が28日、阪神競馬場で行われ、1番人気アルトラムスが鮮やかに差し切り、重賞初制覇を飾った。出世レースを制し、春の大舞台へ向かう。管理する野中厩舎は先週の若葉S(マテンロウゲイル)に続く、土曜阪神メインV。また、鞍上の岩田望来(25)はこの日4勝の固め勝ちで5年連続のJRA重賞制覇となった。
春の木漏れ日を感じる阪神で、社台レースホース伝統の黄色と黒縦縞の勝負服が躍動。アルトラムスが馬群を切り裂く強烈な末脚で差し切った。重賞初制覇に導いた岩田望は「まだ緩くてもこのパフォーマンス。無事に大きな舞台で活躍してくれたら。今後の活躍を一緒に応援してほしいですね」。パートナーの素質を高く評価した。
課題のゲートをすんなり出ると中団で脚を温存。道中は密集した馬群のど真ん中に位置したが、鞍上は冷静だった。直線でばらけた先行勢の隙間を縫って抜け出すと、余裕の手応えで自慢の末脚をさく裂。上がり3Fは最速の33秒1をマークした。「いい内容。初めてこういう狭い競馬をしました。何とか脚を使ってくれと思って追い出したら、凄くいい反応をしてくれた」と満足げに振り返った。
昨年11月のデビュー戦は陣営の期待通り3馬身差の圧勝。続くシンザン記念はイレ込みがきつく、最後方からの競馬に。猛然と追い込んだが3着が精いっぱいだった。素材は評価されるもテンションが課題。野中師は「ゲートはうまく出て勝ち切ってくれたけど抜け出す時に他の馬を気にしたり手前を替えたり、一気に加速できないところがある」と振り返りつつ、「ポテンシャルはある。伸びしろもあって凄く良くなりそう。今日改めて持っているものは高いと感じた」と称賛の言葉が止まらなかった。
毎日杯の勝ち馬からは04年キングカメハメハ、08年ディープスカイ、13年キズナ、21年シャフリヤールと4頭のダービー馬をはじめ、18頭のG1ホースが生まれている。今後は馬の状態を見ながらオーナーサイドと相談して決定する方針だが、出世レースを制し大舞台での活躍は間違いないだろう。先週は僚馬マテンロウゲイルが皐月賞トライアルの若葉Sを制した。逸材ぞろいの野中厩舎が春のG1戦線を盛り上げる。(入矢 美奈)
◆アルトラムス 父イスラボニータ 母デジマノハナ(母の父スクリーンヒーロー) 23年3月30日生まれ 牡3歳 栗東・野中厩舎所属 馬主・社台レースホース 生産者・北海道千歳市の社台ファーム 戦績3勝2勝(重賞初勝利) 総獲得賞金5884万8000円 馬名の意味はスペイン語でルピナス(葉団扇豆、ハウチワマメ)、昇り藤とも呼ばれる。
特集
2026年3月29日のニュース
-
-
-
-
【マーチS】傾向と対策 NEW -
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
