11番人気ニックバニヤン押し切る/羽田盃
2008年4月23日 20:32 南関東3冠の第1関門「第53回羽田盃」が23日、東京・大井競馬場のダート1800メートルで行われ、6枠9番のニックバニヤン(牡3、佐々木洋一厩舎)が単勝1・2倍の断然1番人気ディラクエ(牡3、内田勝義厩舎)を抑えて優勝した。勝ち時計は1分52秒8。鞍上の的場文男騎手(51)は98年のゴールドヘッド以来の勝利で、このレース6勝目。
スタートの行きっぷりがよかったニックバニヤンは道中、楽な手応えで3番手を追走。4コーナー手前から先頭に並びかけると、直線では早め先頭に立ってしぶとく脚を伸ばし、襲いかかるディラクエを3/4馬身差振り切った。単勝109・8倍、11番人気と低評価を覆す快勝劇だった。
◆ニックバニヤン 父デヒア 母アイロニック (母の父トニービン )牡3歳 大井・佐々木洋一厩舎所属 馬主・津村靖志氏 生産者・地興牧場 戦績8戦4勝
▼南関3冠 羽田盃、東京ダービー、95年まで秋開催の東京王冠賞がクラシックでかつての3冠。東京王冠賞は96年春移行。99年にジャパンダートダービー新設で99~01年は4冠だった。02年に東京王冠賞が廃止、新3冠が確立した。