池ちゃんはディラクエで不動とみた!/羽田盃
2008年4月23日 06:00 南関東3冠の第1関門「第53回羽田盃」が23日、東京・大井競馬場のナイターでいよいよゲートイン。本社予想の池田記者は京浜盃で衝撃の5馬身差圧勝を演じた川崎(8)ディラクエを◎に指名した。前日売りの単勝1番人気はディラクエで1・1倍。馬単は(8)―(11)の3・3倍が1番人気となっている。
今野騎乗(8)ディラクエを素直に信頼する。レコード勝ちの北海道2歳優駿、出遅れてスローペースを力任せにまくって小差2着の全日本2歳優駿。この段階でも圧倒的な脚力を誇っていたが、川崎転入初戦の京浜盃を目の当たりにすればここは逆らえない。
正直、上位はもう少し接戦になると思っていた。フタをあければ課題の折り合い面を楽にクリア。何より勝負どころで追い上げていく際にガーッと一気に行かず、余力を持ってジワリと先団に取りついた走りに成長の跡がうかがえる。そして残り200メートル手前で追い出されて5馬身突き抜けた爆発力。ハイペースで展開が向いたとはいえ能力は突出している。
中間も順調とあれば、ますます中心は不動。内田師は「丈夫だし、こちらの思った通り自由自在に調教できるのは大きい。テンションを上げないようにするのが今回の主眼点。ちょうどいい調整ができた」と出来に太鼓判。稽古をつける主戦・今野も「厩舎が馬運車の出入りする場所で少しカリカリしていた時もあったけど、追い切りはムキになって走ることもなく前回同様の動き。これなら不安はない」と語った。前回と違って流れは落ち着きそうだが、多少折り合いを欠いたり、出負けしたとしても先頭でゴール板を通過する可能性大とみた。
焦点は2着争い。コラボスフィーダを筆頭とした。2歳戦の走りを見て、クラシックの本命候補として注目していた素材。重かった動きも「1週前追い切りで動かした時からかなり良くなった」(岡林師)だけに前進有望だ。今年に入って未勝利、京浜盃4着で人気が下がるようなら妙味もあり、パワー先行に期待。馬券は馬連(7)(8)が主体。3連単なら(8)―(7)―(11)(13)を厚めに勝負したい。(池田 裕文)