わくわく!!充実のアゲート/フローラS
2008年4月23日 06:00 春競馬の舞台は中山から東京へ。開幕週を飾るのはオークスTRのフローラS(3着まで優先出走権)。前走フラワーC2着惜敗で桜花賞出走がかなわなかったレッドアゲートが仕切り直しの一戦を迎える。
前走はブラックエンブレムが逃げ切りVを決めたように前残りの流れ。中団より後ろで構えたレッドアゲートは、メンバー中最速タイとなる3F34秒9の上がりを繰り出して、勝ち馬に頭差まで迫っており価値あるレースだった。高木助手も「直線の短い中山が向いているとは言えないし、1800メートル戦の流れもこの馬には忙しい。そんな条件を考えたら上々の競馬だった」と振り返る。前走後も順調に調整されている。「カイ食いもいいし毛ヅヤもバッチリ。状態は前走よりいいと思う。何か馬が充実してきた感じだね」と調教を担当する町田助手の表情にも自然と笑みがこぼれる。
僚馬ソーマジックは桜花賞で3着に食い込み、すでにオークス出走権を獲得。男勝りのマジックに比べ「線が細い」レッドだが「その分、牝馬らしい瞬発力があるし内に秘めている闘志も凄い」と高木助手は比較する。前走で見せた切れ味は直線の長い東京向き。「今年の3歳牝馬のレベルを考えれば今回も十分上位争いできる」と自信をのぞかせる同助手。陣営に3着までに入って権利獲りなどという気持ちは毛頭ない。ここはきっちり勝って、オークスでソーマジックとワンツーを決める腹づもりだ。