ラブリーデイ 血脈構成ドゥラメンテと酷似 リオンディーズは母シーザリオ遺伝信頼

2020年7月29日 05:30

 【新種牡馬紹介(5)】ラブリーデイ 2010年生まれ 黒鹿毛 安平産 父キングカメハメハ、母ポップコーンジャズ(母の父ダンスインザダーク)中央、香港で33戦9勝 主な勝ち鞍は天皇賞・秋、宝塚記念、京都大賞典、京都記念 2歳産駒101頭。

 2015年度のJRA賞最優秀4歳以上牡馬。5歳にして初の重賞制覇となった中山金杯を皮切りに、この年はG1・2勝を含む重賞6勝の固め打ちをやってのけた。“チャンピオンサイヤーずくめ”ともいえる母系の構成血脈は同じキングカメハメハ後継ドゥラメンテと酷似しており、こちらも生産部門でのプラスアルファが見込める。先週は産駒のフクノラプラーニュが札幌芝1200メートルで新馬勝ちしたように、イメージ以上に間口の広いタイプだ。

 リオンディーズ 2013年生まれ 黒鹿毛 安平産 父キングカメハメハ、母シーザリオ(母の父スペシャルウィーク)中央で5戦2勝 主な勝ち鞍は朝日杯フューチュリティS 2歳産駒133頭。

 2015年度のJRA賞最優秀2歳牡馬。デビュー2戦目の朝日杯フューチュリティS制覇で素質の高さをアピールし、心身両面で完成途上だった春の2冠でも掲示板は確保した。脚部不安で早期引退を余儀なくされたが、半兄エピファネイア、半弟サートゥルナーリアと合わせて“G1・3兄弟”を生み出した母シーザリオ由来の遺伝因子には絶大な信頼が寄せられる。牝馬2冠のデアリングタクトを出した兄同様、クラシック級の大物を期待したい。(サラブレッド血統センター)

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