最先端のダート配合で生まれた“砂の大物”ライジングステップ

2026年1月14日 05:30

 “砂のディープインパクト”と関係筋で評判になっていた大井のライジングステップ(牡3歳=藤田)が12日の大井新馬戦でデビューした。SNSには疎いので、実のところ冒頭の惹句(じゃっく)も「大井の新馬に凄い馬が出るらしい」と教えてくれた同僚からのまた聞きだったのだが、大きな期待とともにライブ中継に見入った。後方から外を押し上げたライジングステップは、逃げたシューゼウスのしぶとさに手を焼きながらも最後は半馬身ねじ伏せた。

 1400メートル1分28秒3の勝ちタイムは当日のC1・C2選抜牝馬特別より0秒2遅かったが、上がり37秒0は1秒1速く、新馬としてはかなり優秀な内容。3着以下には大差をつけており、最低人気で2着に粘ったシューゼウスの性能を再評価すべきだろう。視覚的なインパクトは次のお楽しみとしたい。

 ライジングステップは父ルヴァンスレーヴ、母ステップオブダンス、母の父ゴールドアリュールという血統。母はロジータ記念、ユングフラウ賞の南関東重賞2勝を挙げ、ダートグレード競走の関東オークスで3着に入った馬で、父も母の父も社台ブランドのダート王。サンデーサイレンス3×4のインブリードが生じるこの父と母の父の組み合わせでは、同じ明け3歳世代のJBC2歳優駿勝ち馬で、近日中に発表になるJPNランキングでは恐らく2歳ダート部門の牝馬最上位にランクされるタマモフリージアが出ている。最先端のダート配合という観点からも下馬評通りの大物である可能性は十分に見込める。(サラブレッド血統センター)

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