英オークス&ダービーへ本馬場開放

2021年5月27日 05:30

 6月4日に英オークス、5日に英ダービーの開催を控えているエプソムダウンズ競馬場が、24日に本馬場を開放。オークス出走予定馬3頭、ダービー出走予定馬2頭が、拠点のニューマーケットから輸送され本番のコースで試走を行った。

 追い切り後にジェーン・チャップルハイアム調教師は、自らが管理する英1000ギニー2着馬サロフンビーチ(牝3)のオークス参戦を正式表明。輸送途中に事故渋滞にはまり、45分ほど立ち往生した件に触れ、「ニューマーケット以外で走ったことのないこの馬にとって、輸送も含めてよい経験になった」とコメントしている。

 ダービー組では、スノーフェアリーの3番子で、LRフェアウェイSを勝っての参戦となるジョンリーパー(牡3)が、この日の試走に参加。前走で同馬の手綱をとったウィリアム・ビュイックが、ダービーでは契約しているゴドルフィンのハリケーンレーン(牡3)に騎乗するため、アダム・カービーに乗り替わることを、管理するエド・ダンロップ調教師が明らかにしている。

 昨年は無観客での開催だった英ダービーだが、今年は4000人を上限として、観客を動員して開催されることが決まっている。(競馬評論家)

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