「ウッドバインの英雄」有終29勝目

2021年12月2日 05:30

 コントレイル(牡4)がラストランのジャパンCを制した先週末、カナダでも現役最後の一戦を見事な勝利で飾った馬がいた。27日にウッドバイン競馬場で行われたG2ケネディロードSで優勝したピンクロイド(セン9)がその馬である。

 オンタリオ産馬で、カナダ産1歳馬市場にて3万加ドル、およそ270万円という廉価で購入されたのがピンクロイドだ。体質が弱くデビューは4歳夏までずれ込んだが、走り始めると強烈な末脚を武器に勝利を重ね、5歳時には8戦8勝の成績を残してカナダ年度代表馬に選出されている。ピンクロイドが「ウッドバインの英雄」と称されたのは、同馬が現役時代に走った38戦が全て、ウッドバインを舞台としたレースだったからだ。ケネディロードSでも持ち前の決め手を生かして差し切り勝ちを果たし、特別26勝を含む通算29勝目を挙げて引き揚げてきた地元のヒーローを、スタンドを埋めた観衆がスタンディングオベーションで出迎えるという、感動的な光景が展開された。今後は、ウッドバインから車で1時間ほどの地点にある、ロングラン・サラブレッド・リタイアメント・ソサエティで余生を過ごす予定だ。(競馬評論家)

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