G1で牡馬に挑むシークレットオース

2022年3月17日 05:30

 2月26日にオークローンパークで行われたG3ハニービーS(ダート8・5F)を7馬身半差で圧勝したシークレットオース(牝3)が、4月2日に同じくオークローンパークで行われるG1アーカンソーダービー(ダート9F)で牡馬に挑むことになった。同馬を管理するウェイン・ルーカス師が明らかにしたものだ。

 ハニービーSの前走LRマーサワシントンS(ダート8・5F)も7馬身1/4差で制し、この地区の牝馬では抜けた存在となっているのがシークレットオースだ。アーカンソーダービーと同日のオークローンパークには、牝馬限定のG3ファンタジーS(ダート8・5F)も組まれているが、牡馬にぶつけるべき時が来たと判断したようだ。

 今年のケンタッキーダービー戦線は確たる主軸のいない大混戦模様となっているだけに、アーカンソーダービーの「次」も、ルーカス師の視野に入っているはずだ。ちなみにルーカス師は84年に牝馬のアルシアでアーカンソーダービーを、88年に牝馬のウイニングカラーズでケンタッキーダービーを制している。まずは、アーカンソーダービーでシークレットオースがどんな競馬を見せるかに注目したい。(競馬評論家)

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