【渡辺】硬軟自在の攻めの思考で函館SS3連単8万8700円的中!

2022年6月16日 10:00

 ▼木曜日のテーマは競馬。前週に高配当をヒットした記者が「この馬券こう当てた」で的中レースを検証する。先週は北海道シリーズ開幕を告げるG3「函館スプリントS」を◎△△で3連単8万8700円を仕留めた渡辺雄人記者がヒーロー。1番人気ナムラクレアに◎を打って、しっかり1着。そして、13番人気馬タイセイアベニール(3着)に印を回して、おいしい馬券をゲットした。硬軟自在の攻めの思考過程をここに明かす。

 完全なる私事だが、10日が27歳の誕生日だった。両親と妻に祝ってもらって大満足していたが、さらなるお祝いが北海道から届くとは…。日曜の夜は東京にある、北海道が本店の寿司店に足を運んだ。
 ナムラクレアへの◎に迷いはなかった。1頭抜けていると思った。桜花賞3着馬が50キロ。実績を考えれば断然有利だ。昨年9月の小倉2歳S(1着)以来となるが1200メートルは2戦2勝。マイルや1400メートルよりパフォーマンスを上げると思っていた。見立て通りだった。スピードを生かして好位に取り付くと直線で楽に抜け出し完勝。浜中は減量して気合の騎乗を見せた。秋のスプリント路線の中心はこの馬か。
 ポイントは2、3着馬に印が回るかどうか。ジュビリーヘッドとタイセイアベニールに印を打てた理由は、ずばり「洋芝適性」だ。ご承知の通り、函館と札幌はクッション性が高く、パワーを要する洋芝で行われる。スピードだけでは乗り切れない。独特の適性が必要だ。この洋芝適性を重視して印を打っていった。
 結果として、これがズバッとはまった。2着のジュビリーヘッドは札幌&函館で【1・1・0・0】。3着タイセイアベニールも同【1・4・0・4】。堂々たる洋芝巧者だ。ジュビリーヘッドは前走で3勝クラスを快勝しており好調モードにあったが、タイセイアベニールは20年5月の白星を最後に2年以上も勝ち星から遠ざかり、前走もリステッドで見せ場のない4着。それでも洋芝になったら重賞で生き生きと3着まで突っ込んできた。これが洋芝適性のすさまじさだ。
 函館は始まったばかり。その後には札幌開催もある。洋芝適性の有無に気付けるかが夏競馬で笑うことができるかどうかのポイントだ。 (渡辺 雄人)

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