【朝日杯FS】コーパスクリスティ 大物予感サンデー3×4

2022年12月14日 05:30

 常勝ディープインパクトがスポット参戦枠に退いた今年の2歳リーディング争い。最終節ホープフルSの登録馬が発表されたことにより、物理的に現在首位のエピファネイアと約6000万円差の2位ドゥラメンテに絞られた。前者が1着賞金7000万円を加算すれば事実上、初の2歳リーディングが確定する。

 連勝中のエピファネイア産駒コーパスクリスティは今回、200メートルの距離延長と相手強化に挑む。母のレッドソンブレロはダート王ヴァーミリアンの半妹で、母の父キングカメハメハ、祖母の父に位置するサンデーサイレンス3×4のインブリードは牝馬3冠を達成した父の初年度産駒デアリングタクトと同じ。この配合パターンの血統登録馬は京王杯スプリングC2着のスカイグルーヴ、昨年のエリザベス女王杯3着のクラヴェルなど、すでに30頭以上がデビューしており、統計学的にニックスと表現していいのかどうかは微妙だが、G1即通用の可能性を秘めた血統であることは確かだ。

 来年度も国内最高の種付け料1800万円で供用される種牡馬エピファネイアだが、今年はここまで重賞1勝のみ。総合リーディングではベスト10圏外落ちの危機にある。ポスト・ディープインパクトという血統マーケットの期待に応える意味でも2歳チャンピオンサイヤーの称号は譲れない。 (サラブレッド血統センター)

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