愛ダービーが英ダービーの“再戦”に
2023年6月8日 05:30 3日にエプソムダウンズで行われた英ダービー(芝12F6ヤード=約2410メートル)を制したアイルランドのオーギュストロダン(牡、父ディープインパクト)は、レース後の馬の状態に問題はなく、5日には運動を再開。このまま順調に調整が進めば、次走が7月2日にカラで行われる愛ダービー(芝2400メートル)になることを、管理するA・オブライエン師が明らかにした。
その英ダービーで1番人気を裏切り10着に敗れた英国馬アレスト(牡)について、管理するゴスデン師は「この馬には馬場が硬すぎた」と敗因を分析。同馬の次走も愛ダービーとなるもようだ。さらに、英ダービーでオッズ67倍の13番人気という低評価を覆して半馬身差の2着となったキングオブスティール(牡=英ヴェリアン)、勝負どころで進路が狭くなる不利がありながら4着に健闘したスプリーウェル(牡=愛ハリントン)も、それぞれの陣営から愛ダービーを目標に調整される旨のコメントが出ている。
ブックメーカー各社は愛ダービーに向けた前売りで、オーギュストロダンに2倍を切るオッズを提示。キングオブスティールが4倍前後の2番人気、アレストとスプリーウェルが11~13倍の3~4番人気となっている。 (競馬評論家)