「牝馬優勢」凱旋門賞“直結”注目レースのG1ヨークシャーオークス
2023年8月24日 05:30 「グロリアスグッドウッド開催」と並ぶ、英国における夏競馬の風物詩「ヨークイボア開催」が、現在進行中(23~26日)だ。日本時間の今夜に発走する、開催2日目のメイン競走が、牝馬によるG1ヨークシャーオークス(芝11F188ヤード)である。10頭立てとなった中、中心視されているのがA・オブライエン厩舎のセーブザラストダンス(牝3)だ。父がガリレオで、母がG1アメリカンオークス勝ち馬ダディーズリルダーリンという良血馬で、今季2戦目となったLRチェシャーオークスを22馬身差で圧勝し、がぜん注目を集めた同馬。1番人気に推されたG1英オークスは2着に惜敗したが、その後G1愛オークスを制覇。ここが古馬との初対戦となる。
愛オークス2着のブルーストッキング(牝3)、前走G1ナッソーSを含めて目下3連勝中のアルフスン(牝4)、重賞4勝馬フリーウインド(牝5)などが相手と見られている。昨年のこのレースの勝ち馬アルピニスタが、次走凱旋門賞を制しているように、「牝馬優勢」の凱旋門賞に直結する可能性があるのが本競走だ。日本の皆さまも、今夜のヨークシャーオークスにぜひご注目いただきたい。 (競馬評論家)