オーギュストロダン 愛チャンピオンSは馬場次第

2023年8月31日 05:30

 英国とアイルランドのダービーを連覇した後、古馬との初対戦となった7月29日の英G1キングジョージ6世&クイーンエリザベスSで最下位10着に敗れたオーギュストロダン(牡3、父ディープインパクト)が、9月9日にレパーズタウンで行われるG1愛チャンピオンS(芝2000メートル)に参戦の構えを見せている。同馬を管理するA・オブライエン師が、28日に明らかにした。

 師は、前走後の同馬が順調に調教を消化しているとした上で、前走の不可解な大敗について「はっきりした要因は分かっていない」とコメント。その一方で、「馬場が悪く、極めてタフなレースになったことが影響したかもしれない」と分析。愛チャンピオンSも馬場が悪化すれば、回避する可能性に言及している。

 一方、同世代の仏ダービー馬で、今月15日にドーヴィルで行われたG2ギョームドルナノ賞(芝2000メートル)を制し、デビューから無敗の5連勝を達成したエースインパクト(牡3=仏ルジェ、父クラックスマン)は、出走する可能性があった愛チャンピオンSを回避することが決定。10月1日にパリロンンシャンで行われる仏G1凱旋門賞(芝2400メートル)に直行することになった。
 (競馬評論家)

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