セニョールバスカドール サウジC出走プラン浮上
2025年1月16日 05:30 25日に米ガルフストリームパークで行われるG1ペガサスワールドC(ダート1800メートル)を最後に現役を退き、種牡馬入りする予定のセニョールバスカドール(牡7=フィンチャー)が、連覇が懸かる2月22日のG1サウジC(キングアブドゥルアジーズ、ダート1800メートル)に出走する可能性が浮上している。
同馬のオーナーブリーダーであるジョーイ・ピーコック氏が、10日に明らかにしたものだ。同氏は、ケンタッキーにおける種付けシーズンがスタートするのは2月半ばで、22日に行われるサウジCに出走したとしても「スタッドインが他の馬より1週間余り遅れるだけで、大きな影響はない」とコメントすなわち、引退を撤回するのではなく、引退を少しばかり延期することを考えているわけで、同馬を管理するT・フィンチャー師もプランには賛同しているという。
今年のサウジCには、昨秋のBCクラシック勝ち馬シエラレオーネ(牡4=米ブラウン)や、香港の英雄ロマンチックウォリアー(セン7=シャム)なども参戦の意思を示している。ここに、フォーエバーヤング(牡4=矢作)を筆頭とした日本勢が加わるサウジCは、今年も至高の戦いになりそうだ。 (競馬評論家)