【宝塚記念】非のうちどころなし!田井が巻き返しに期待する一頭は?

2025年6月11日 12:00

巻き返し期すメイショウタバル

 スポニチの田井が9日、netkeibaTV『前走から一変! 好調馬体チョイス』に出演。15日に阪神競馬場で行われるG1宝塚記念出走馬の中から、馬体・状態が大きく変わってきた好走期待馬について解説した。日程が前倒しになり、梅雨時期の開催を経る前の芝で行われることから「機動力」「コーナリングの巧拙」の重要性が増すと分析。ここに「持続力」を加えた、すなわち「瑕疵が少ないバランスのいい馬体」をテーマに据えた。

 複数頭を挙げつつも、田井はメイショウタバルを一頭目にピックアップした。ゴールドシップ産駒としては珍しく筋肉量が豊富な同馬。ただ、その父から受け継いだ「運動神経」と「深く大きい胸」が好走レンジが伸びている要因とした。

 「3歳時より明らかに馬体に幅」「前躯はたくましさを増し、地面を捉える能力に磨きがかかった」と成長にも言及。「これだけ上腕三頭筋が発達していれば、道悪は全く苦にしないでしょう」と太鼓判を押すと、「直線の坂でもしっかり推進力を適正な方向へ転換することができるはず」と解説を加えた。

 「太く力強い首を高く持ち上げる独特な走法」にも着目。グランプリ2勝・メジロパーマーを彷彿とさせるその走りは「消耗戦になってもなかなかバテないのが持ち味」と評価した。3歳秋の菊花賞時、そして4歳初戦の日経新春杯時とは異なる“聡明な瞳”からメンタル面の充実ぶりも指摘すると、「心身のコンディションの良さも、レース適性の高さも非の打ちどころがない」と好走に期待を寄せた。田井の最終的な印は、スポニチ競馬Web上でレース前日までに先行公開される。

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