【ジャパンC】福永 コントレイル有終Vに涙止まらず「夢のような時間でした」

2021年11月28日 16:30

<東京12R・ジャパンカップ>コントレイルに騎乗しジャパンカップを制した福永は涙を浮かべる (撮影・西川祐介)

 海外からの招待馬と日本馬が対戦する国際G1競走「第41回ジャパンカップ」(芝2400メートル)は28日、東京競馬場で行われ、この一戦限りで現役引退する1番人気コントレイル(牡4=矢作)が有終Vを飾りG1・5勝目。悲願のジャパンC初優勝を手にした鞍上の福永祐一騎手(44)はレース後「夢のような時間でした。今までのジョッキー人生の全てを注ぎ込みましたし、コントレイルには感謝しかありません」と大粒の涙を流しながら愛馬との戦いを振り返った。

 レースを終えた福永はインタビューで「きょうで終わりだ…。いろいろ、こみ上げてくることがありました。立派でした。立派な走りをしてくれました。感動しました」と大粒の涙を流しながらコメント。「デビュー前から何事もなかった馬ではなかったので、不安を抱えながら、きょうまで走ってきて、立派な走りをしてくれました。(レースは)非常にいいポジションで競馬ができました。馬を信じること以外に僕は何もしていないです」と愛馬を称賛。

 続けて「コントレイルとの2年間は夢のような時間でした。今までのジョッキー人生の全てを注ぎ込みました。感謝しかないです」と振り返り、「無事に終えることができたのが何よりです。次のキャリアに、無事送り出すができて良かったです」と安どの表情を浮かべた。

 レースについては「課題のスタートもうまく切ることができて、完璧でした。本当にもう言うことないです」と答え再び涙。最後に「コロナ禍の中で3冠。鬱屈した世の中に光りを与えてくれました。ダービーまでは無観客でした。そして最後は制限付きではありましたが、お客さんの前で雄姿を見せることができました。これからは種牡馬としてさらに重要な仕事が待っています。それも含めて応援していただきたいです」と締めた。

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