【京成杯】テンダンス 坂路で闘志満々!中竹師称賛「完成度なら兄のカデナより上」

2022年1月13日 05:30

和田竜騎手を背に坂路で追い切るテンダンス(撮影・亀井 直樹)

 テンダンスの登坂は推進力と覇気に満ちていた。和田竜がコントロールを利かせつつも中盤からは馬自身の闘志に点火したのかグイグイとリード。4F52秒2~1F12秒0の時計は雪が交じり重くなった馬場では上等だ。中竹師は「最後の2ハロンは24秒を切っていた(23秒9)。迫力があって満足している」と感心顔。和田竜もまた「凄く良かった。余裕で上がってきたしね」とコメント通りの表情を浮かべた。

 東スポ杯2歳S3着の戦歴に加え、兄のカデナが弥生賞を勝利した血統背景も魅力。弥生賞ディープインパクト記念(3月6日)はまだ先だが、京成杯の舞台も同じコースと距離だ。「カデナはこの時期、まだ緩い感じだった。この時期の完成度ならテンダンスの方が上。今後を占う意味でも大事な一戦」と指揮官。関東馬が5連勝中の京成杯。今年も関東馬の層は厚いが、牙城を崩すとしたらこの馬だろう。

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