【有馬記念】鹿戸師が語るエフフォーリア復活のカギ「流れにさえ乗れれば…」

2022年12月21日 11:58

ウッドチップコースで追い切るエフフォーリア(撮影・河野 光希)

 豪華メンバーが集結したG1・有馬記念(25日、中山芝2500メートル)を控え、22日に共同記者会見が行われた。連覇を狙う昨年の年度代表馬・エフフォーリア(牡4)を送り出す鹿戸師は、復活へのカギを語った。

 ――追い切りを終えて
 「3頭併せの真ん中にして最後までファイトできるように。感触のいい稽古だったと思う。時計もまあまあいい時計が出ていた」

 ――復活へ取り組んできた
 「春はふがいない競馬で、たくさん応援していただいたのに結果を出せず申し訳ない競馬だった。馬の方も夏をゆっくり過ごせたし、脚元の不安もなく万全な状態でトレセンに戻ってきて、後はビシビシと稽古積み重ねてここに至った。いけるくらいまでの稽古、準備はできている」

 ――メンタル面に注力した
 「ゲートも難しいところもあった。ゲート練習もしたしプール調教も取り入れて集中力増すようにインターバルトレーニングもしたり、できることはやっていい状態になっていると思う」

 ――横山武とのコミュニケーションは
 「雰囲気は良かったということで。ただ、彼の手応えではまだ物足りない部分があるような話もしていた。あと何日かあるので、いろいろ考えて相談しながらやっていきたい」

 ――現時点での復活へのカギは
 「やはりスタート。気分良く出してもらって、うまく流れに乗ることが大事。流れにさえ乗れれば彼本来の力を出し切ってくれる」

 ――中山は追い風か
 「阪神が絶対、輸送がダメとか馬場が合わなかったとかは思っていない。たまたま悪いことが重なったり、いろいろあってほんとに迷惑かけるような結果になってしまった。2500も経験あるし、中山もいいレースをしている。なんとか頑張りたいと思う」

 ――素晴らしいメンバーが揃った
 「グランプリにふさわしいメンバー。エフフォーリア自身も劣っていないと思っているし、能力は今でも一番あると思っている。彼を信じて頑張りたい」

 ――ファンへ
 「今年に入って負けてばっかりだったけど、数多くの人がエフフォーリアを応援してくれて。励ましの手紙やお守り、たくさんいただいてほんとにありがたく思っている。応援してくれるみなさんの期待に応えられるようにいいレースを目指したい」

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