【有馬記念】イクイノックスの木村師 中山を不安視しない理由、2着の皐月賞は「勝った馬が…」

2022年12月21日 12:03

ウッドチップコースで追い切るイクイノックス(撮影・河野 光希)

 豪華メンバーが集結したG1・有馬記念(25日、中山芝2500メートル)を控え、天皇賞・秋を制したイクイノックス(牡3)を送り出す木村師が22日、共同記者会見に臨んだ。

 ――追い切りを終えて
 「予定通り。うまくいった。スタッフにはいつも通りという指示を出した。併せ馬でやったけど、道中、力むことなく馬の後ろでリラックスして我慢できて、最後ゴーサイン出した時にしっかり反応して能動的に動いてくれるか否か、という狙いがあった」

 ――前走からここまで
 「レース使って勝たせてもらって、終わった後も大きなトラブルなく。ノーザンの方にいったんリフレッシュ放牧に出した」

 ――豪華メンバーが揃った、高まる気持ちは
 「高まりますね。すごいメンバー揃ってて、そこになんとか加わらせていただいてありがたいなという気持ちでいる。基本的にはいつもと一緒という感じで。高まりますけど、普通通り心がけて毎日イクイノックスに接している」

 ――中山は皐月賞2着以来
 「中山は一度経験しているが、着順は残念だった。勝った馬(同厩舎のジオグリフ)が素晴らしい馬なんで致し方なかった。当時のイクイノックスは全力を出し切ってくれた。着順は残念だったけど、中山でイクイノックス自身が持っているものが削がれたとか出し切れなかったとか、そんなふうには評価はしていない。とにかく中山に関しては皐月賞を勝った馬が素晴らしかったということ」

 ――結果を出すためのポイントは
 「どこの競馬場で使うにしてもどの形態で使うにしても管理内容に関しては変化はない。当日までイクイノックスの健康状態をいい状態にするのが大事。しっかりスタート元気よく出て行くポジティブさであるとか、道中しっかり指示通りにコントロールできる、最後までコントロールを持続して『頑張りましょう』という時に勇気を持ってラストスパートしていくところ」

 ――ファンへ
 「ものすごい多くのファンから支持をいただいて注目いただいている。それは自分のスタッフのエネルギー源だと思っている。成果を上げてこそ仕事を成し遂げたことになる。自分の仕事、責任を果たして喜んでもらえたらと思っている」

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