ゴスデン厩舎 荒稼ぎ!!ドバイ3競走で1年以上の賞金ゲット

2021年4月1日 05:30

 日本勢は銀メダル4個に終わった27日のドバイワールドCデー。サラブレッド8競走の金メダルは英国3、UAE3、米国2で、英国とUAEが最多タイとなった。中でもMVPはドバイシーマクラシックをミシュリフで、ドバイターフをロードノースで制したジョン・ゴスデン厩舎だろう。

 2頭の1着賞金にUAEダービー3着馬ニュートレジャーの賞金を合わせると、ゴスデン厩舎は400万ポンド余り(約6億円)を稼いだのだが、この数字が英国で今、小さな話題となっている。ゴスデンは20年の英国リーディングトレーナーなのだが、コロナ禍でシーズンが短縮され、賞金も下がった影響で、年間通算収得賞金はわずか313万ポンド(約4億7000万円)だった。つまりは、たった3競走で1年以上の賞金を稼いだのだ。

 ゴスデン厩舎は2月にサウジCを勝った際にも730万ポンド(約11億円)を収得しており、ドバイと合算すると1130万ポンド(約17億円)となる。ゴスデンの自己ベストは18年にマークした851万ポンド(約13億円)で、これをも上回る金額をサウジとドバイで獲得したのだ。なお、ミシュリフの次走は7月のG1エクリプスS、ロードノースの次走は6月のG1プリンスオブウェールズSになるもようだ。(競馬評論家)

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