日本馬に脅威!米の刺客パンダゲート 30日UAEダービー

2024年3月14日 05:30

 30日にメイダンで行われるドバイワールドCデーの出走想定馬が、11日に主催者から発表になった。

 日本で馬券発売のある4競走はいずれも好メンバーが集まり、馬券的にも大いに楽しめそうである。馬券発売はないものの、日本のファンにとって見逃せないのが、フォーエバーヤング(牡3)ら4頭の日本調教馬がケンタッキーダービーの出走権を懸けて挑むG2UAEダービーだ。G3サウジダービーでゴール間際まで粘ってフォーエバーヤングをひやひやさせたブッケムダノ(セン3)は帰国し、ここには出走しない。

 代わって米国が送り込むのが、C・クレモン厩舎のパンダゲート(牡3)だ。2月25日にアケダクトで行われた特別ガンダーS(ダート8F)を5馬身半差で快勝しての参戦で、日本馬にとって最大の敵となりそうだ。

 愛国から参戦のヘンリーアダムス(牡3)も、英国で2歳王者決定戦的位置付けにあるG1デューハーストSで4着となっている実績馬だが、ダートの経験はない。むしろ不気味なのは、前走ウルグアイのG1ホセペドロラミレス大賞(ダート2400メートル)で2着となっている南半球産馬ロックウォーク(牡3)かもしれない。 (競馬評論家)

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