期間限定で米ケンタッキーダービー（5月4日、チャーチルダウンズ）の単勝馬券をパリミュチュエル方式（日本でも採用されている主催者が売り上げの一定額を控除し残りを的中者に払い戻す方式）で売る「ケンタッキーダービー・フューチャーウェイジャー」のプール4が、16～18日にかけて発売された。

　主催者が現段階で有力馬と想定した39頭を1～39番枠に割り振り、それ以外の馬を40番枠にひとくくりにして発売した結果、オッズ5・69倍で1番人気となったのは40番枠だった。現段階では無名に近い存在の中に、今年のケンタッキーダービー馬は潜んでいるとみるファンが多かったわけだ。

　これに続いて6・14倍と個別の馬で最も人気を集めたのが、17日にフェアグラウンズで行われたG2リズンスターS（ダート9F）を制し重賞初制覇を果たした、C・ブラウン厩舎のシエラレオーネ（牡、父ガンランナー）だった。

　そして、今週土曜（24日）にリヤドで行われるG3サウジダービーに出走を予定している日本調教馬フォーエバーヤング（牡＝矢作、父リアルスティール）が、21・1倍で7番人気となっている。サウジダービーの結果次第で、3月15～17日にかけて発売されるプール5では、同馬がさらに上位人気となる可能性がありそうだ。
　（競馬評論家）