【田村】予想通りの展開!高配レース7頭流して快勝

2021年9月2日 10:00

 ▼木曜日のテーマは競馬。前週に高配当をヒットした記者が「この馬券こう当てた」で的中レースを検証する。3連単26万7390円の大波乱となった札幌のキーンランドCをずばっと的中したのは大阪本社のホープ、田村達人記者。昨年も本命馬が勝った相性のいい一戦を今年も仕留めた。「展開はガチで予想通り」という会心の一戦を振り返る。

 3歳牝馬レイハリアに本命を打った理由は、ずばり展開の利。後付けではなく、ガチで予想通りの展開だった。週初め、出走メンバーを目にしてレイハリアの逃げを確信。道中で誰も来ず単騎ならラッキー。1番人気の可能性があるメイケイエール(7着)が制御不能で暴走しても、持ち前の自在性なら好位の内で経済コースをぴったり追走できる。いずれにしろ展開が向くと思った。

 加えて、評価したのは持ち前の粘り強さ。重賞初制覇を飾った、その前の葵S。残り1Fで先頭に立つと、ゴール前でグイッとひと伸び。2着ヨカヨカの追い上げをしのいだ。そこから3キロ減の51キロ。最も重量を背負っていたカツジ、セイウンコウセイとは7キロ差。このアドバンテージは大きいと感じた。

 ゲートが開いた。ロケットスタートを決め、スピードの違いでハナへ。すぐにメイケイエールが外から来ることは想定内。鞍上の亀田は焦ることなく、ゆっくりと好位に下げた。この判断がベストだった。ひと息入れ、4コーナー手前から徐々に加速する。直線は馬群の真ん中をこじ開け、ゴール前の激戦を制した。最後のひと押しは軽量がもたらしたものだ。

 気持ちよく勝った◎はすんなり決まっていた。相手選びが難解だった。△エイティーンガールは昨年、本命にして1着。UHB賞からキーンランドCの臨戦過程は昨年と同様で、ここがメイチの仕上げと読んだ。ゴール前、大外から突っ込んできた瞬間、思わず腰が浮いた。2年ぶりに馬券に絡んだ3着△セイウンコウセイは芝7Fから芝6Fに短縮した時は【3・0・0・2】と好成績。追い切りの動きは8歳とは思えないほど素晴らしく見え、印を回した。

 3連単は26万超えの高配当。記者が購入した馬券は3連複。◎から印をつけた7頭に流して21点。6万5350円もつけば大勝利と言っていいだろう。これで懐が少し温まった。今週は小倉2歳Sで勝負しようと思う。本命候補は良血インプロバイザー。2週続けて的中させ、夏競馬のラストを締めくくりたい。 (田村 達人)

特集

この記者のコラム

他の記者のコラム