【柏原】弥生賞で3連複的中!「ハイレベルなレース」の見極めが攻略のカギ

2024年3月7日 10:00

 木曜のテーマは競馬。前週に会心ヒットを放った記者が、的中へのプロセスを振り返る。今週は大阪本社の柏原健士が登場。日曜中山メイン「弥生賞ディープインパクト記念」の3連複3万3030円を☆◎△でしぶとくゲット。的中の要因は、クラシック戦線における「ハイレベルなレース」の見極めだ。

 先週水曜の追い切り日に昨年ホープフルS3着馬で年明けに若駒Sを差し切ったサンライズジパングが右トモの違和感で回避。あの時点でシンエンペラーの◎はすんなり決まった。昨秋に新馬、京都2歳Sと連勝。続くホープフルSは牝馬レガレイラの強襲に屈したものの前々で立ち回り、コンマ1秒差2着と濃い内容の競馬をしていた。

 コラム(西日本版のみ)で「シンエンペラーが主役を張る」と書いたが前売り最終オッズでトロヴァトーレに次ぐ2番人気。当日ダノンエアズロックが売れ、シンエンペラーが3番人気になったものだから思わず「ナイス」と声が出た。

 話はそれるがシンエンペラーに携わっている吉田助手はかつてラヴズオンリーユーを担当し、19年オークス、21年クイーンエリザベス2世C(香港)、米BCフィリー&メアターフ、香港CとG1を4勝。ラヴズオンリーユーの現役ラストイヤーに主戦を務めたのが川田で、シンエンペラーはあの21年BCフィリー&メアターフで2着だったマイシスターナットの6歳下の半弟にあたる。シンエンペラーと川田の初コンビ結成は厩舎スタッフとのつながり、血統面の縁を感じた。

 本題に戻ろう。勝ったコスモキュランダは☆印で4番手の位置付け。年明け1月8日にあった同舞台の平場1勝クラスを高く評価していた。単純な比較になるがホープフルSより勝ち時計が速く、そこの勝ち馬ファビュラススターが対抗。2着がコスモキュランダだった。それと東京本社予想の高木記者が検討原稿で書いていたように昨年の京都2歳Sはハイレベル。出走馬の次走をチェックすると1着シンエンペラー→ホープフルS2着、3着サトノシュトラーセ→あすなろ賞1着、4着ダノンデサイル→京成杯1着、5着キープカルム→つばき賞2着、6着ディスペランツァ→ホープフルS9着、7着オールナット→あすなろ賞3着、8着コスモキュランダ→1勝クラス2着、9着ホウオウプロサンゲ→すみれS7着、10着カズゴルティス→ジュニアC10着、11着ギャンブルルーム→アルメリア賞1着、12着パワーホール→共同通信杯3着、13着ルカランフィースト→若竹賞1着、14着コスモエスメラルダ→1勝クラス10着でG12着、G31、3着を含め、9頭も馬券に絡んでいるのだ。コスモキュランダは先週メンバー最多のキャリアで7戦目。力のあるメンバーと戦い、地力を強化した。芙蓉S勝ち、ホープフルS6着と舞台経験が豊富な3着シリウスコルトを無印にする選択肢はなく、3連複3万馬券はおいしい。 (柏原 健士)

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