【高木】◎▲△千四重賞3連単的中のポリシー公開

2024年2月29日 10:00

 木曜のテーマは競馬。前週に会心ヒットを放った記者が、的中へのプロセスを振り返る。今週は東京本社予想を担当する高木翔平が登場。日曜阪神メイン「阪急杯」の3連単2万6000円を◎▲△でズバリ。的中に結びつけたポリシーは「千四重賞は素直に千四巧者を狙え」だ。

 「帯に短し、たすきに長し」。中途半端で役に立たない、という本来の意味はひとまず置いて、競馬でこのニュアンスに近いのが1400メートル(7F)戦だ。世界的な根幹距離である1200、1600メートルはG1も多く、それぞれスペシャリストが存在。間に挟まれた7Fは、国内ではG1設定がない距離。それでも「千二は短し、千六は長し」という馬は結構いる。

 阪急杯は当日の紙面コラムでも記したが「7F巧者を見つける」レース。20年ベストアクター、21年レシステンシア、22年ダイアトニック、23年アグリと直近4年の優勝馬は名うての7F巧者ばかり。この傾向から◎を打ったのがウインマーベル。2~3歳時は千二でも走ったが、古馬となってからは明らかに千四の方が安定した内容。何より昨年暮れの同舞台・阪神Cの勝ちっぷりが良かった。イン有利の馬場状態で、最内1番枠ゲットも後押しとなった。

 発馬を決めると馬なりのまま好位馬群のイン4番手を確保。千二だと促して出ていく感じだが、得意の千四だと余裕がある。直線もうまくさばいて、残り100メートルすぎで馬券圏内(3着以内)は確信。あとは逃げ粘っているアサカラキングを捉えるだけ。意外にしぶとく冷や汗をかいたが、何とか鼻差でねじ伏せた。その▲アサカラキングは1~3勝クラスを3連勝しての重賞挑戦。半信半疑ではあったが、千四2戦2勝の成績を重視して正解だった。

 3着サンライズロナウドも強かった2走前の7F戦に比べ、6Fの前走がもうひと息の4着。これも千四向きと見抜いて、9番人気ながら△が届いた。来月5日で70歳定年を迎える安田隆師の管理馬。引退する調教師、騎手が絡む馬の激走は“この時季あるある”。根拠のある予想とは別に、遊びでも押さえは必要と改めて思った。

 高松宮記念の優先出走権を獲得したウインマーベルだが、同G1は阪急杯組との相性がいまひとつ。まさに「千二は短し」。馬券で世話になったから、次の本番でも…と安易に飛びつけないのが、競馬の難しさでもあり、面白さでもある。 (高木 翔平)

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