【ジャパンC】愛国からの刺客ジャパン 怪物フランケルと同じ日本芝への適応力光る配合
2021年11月24日 05:30 歴代4頭の日本ダービー馬が同じレースにエントリーしてくること自体、もちろん史上初だが、その4頭が同じ父の産駒というのも現在の日本競馬のスケールを考慮すると天文学的な確率だろう。同じく天文学的な確率で生み出された父子2代の3冠馬コントレイルがラストランに定めた今回のジャパンCは、種牡馬ディープインパクトにとっても集大成を見せるレースとなるのかもしれない。この父の産駒のワンツーフィニッシュは過去に13年(ジェンティルドンナ→デニムアンドルビー)、15年(ショウナンパンドラ→ラストインパクト)の2回あるが、今年はそれを上回る上位独占まであるかもしれない。
ディープインパクト産駒の強敵もディープインパクト産駒という状況は、ある意味G1の定番なのだが、今年のジャパンCには招待競走ならではの血統的な異分子の参戦がある。中でも日本の芝コースへの潜在的な適応力では、その名の通りジャパンが最右翼だろう。父ガリレオ×母の父デインヒルという配合パターンは、東京2400メートルのG1(17年オークス=ソウルスターリング)サイヤーでもある親日派の怪物フランケルと共通。4年前に掲示板に届いた(5着)同じオブライエン厩舎のアイダホもこの配合。満を持しての“来日”で最高のパフォーマンスを見せる可能性はある。(サラブレッド血統センター)
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