【皐月賞】イクイノックス 父キタサンブラックの逆襲!種牡馬でも飛躍なるか
2022年4月13日 05:30 種牡馬単位の切り口では2歳王者ドウデュースを筆頭に4頭出し(ほかにダノンベルーガ、ボーンディスウェイ、マテンロウレオ)のハーツクライ産駒が最大勢力。この父にとって第12世代となる現3歳が過去最高の当たり年であることは間違いないのだが、少々気になるのは18年前に14着に終わった自身の“皐月賞大敗歴”だ。
「皐月賞で負けた馬」が種牡馬として優勝馬を出したケースは過去にもある。1951年2着のイツセイ(58年優勝馬タイセイホープの父)、53年2着のハクリヨウ(62年優勝馬ヤマノオーの父)、78年3着のサクラショウリ(87年優勝馬サクラスターオーの父)、そして昨年の優勝馬エフフォーリアを出した2013年の2着馬エピファネイア。現役時のリベンジに成功した種牡馬は、競走馬として馬券圏内に踏みとどまった馬に限られているのである。ハーツクライ産駒では2年前のサリオスが記録した2着が最高着順。のちの3冠馬コントレイルとバッティングしてしまった間の悪さを含め、オカルティックな“鬼門”ともいえるだろう。
イクイノックスの父キタサンブラック、オニャンコポンの父エイシンフラッシュは、どちらも先例にならえば反撃可能な皐月賞3着馬。特に前者は04年の16着馬ブラックタイド産駒で、すでに競走馬として極限に近いジャンプアップをやってのけた実績がある。種牡馬としてもパフォーマンスを上げてくる可能性大だ。(サラブレッド血統センター)
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