【仙波】「穴馬の見つけ方、伝授します」オリジナル必勝法さく裂!!3連単25万1680円!

2022年5月19日 10:00

 ▼木曜日のテーマは競馬。前週に高配当をヒットした記者が「この馬券こう当てた」で的中レースを検証する。先週もさまざまな的中があったが、土曜東京9R「日吉特別」の3連単25万1680円を的中した仙波広雄記者がヒーロー。△を打った12番人気ケイアイメープルが2着に入って高配当となったが、そこには「ミグラント(渡り鳥)馬券術」というオリジナル必勝法があった。本紙が誇る頭脳派馬券師の秘術を聞こう。

 穴馬の見つけ方、伝授します!今回このコーナーの対象レースは14日(土)東京9R日吉特別。2→12→3番人気の入線で3連単25万1680円を◎△☆で的中した。

 勝ち馬ナンヨーアイボリーは前走初ダートで3馬身半差の圧勝を演じた馬。ダートでは底を見せておらず、昇級の混合戦替わりでも十分に狙える。25万円馬券のポイントは12番人気ケイアイメープルへの“△”だ。2勝クラスへの昇級後は12、9、16着で全て秒単位の大敗。どこに買い材料があるのか。ちなみに調教は悪くはないものの一変の期待を抱かせるほどではなかった。

 ここで登場するのが記者オリジナル「ミグラント馬券」。オリジナルとはいうものの、似たようなことを言っている人はいるかもしれない。ミグラントとは「渡り鳥」のこと。渡り鳥は毎年、同じ場所に渡って来ることが知られる。ミグラント馬券とは「前年同時期同舞台の成績がいい馬を狙う」という馬券術。ケイアイメープルは21年5月30日の東京6R4歳以上1勝クラス(ダート1400メートル)で1着。ハナを切って同型に競られながらも、しぶとく粘って2着と鼻差の接戦をものにした。それからおよそ1年。ふがいない競馬が3走続いたが、計ったように5月の東京ダート1400メートルに出走。さすがに2勝クラスのメドが全く立っていない状況で◎には踏み込めなかったが、常にミグラントを探している身として押さえるのは必然だった。

 古馬の重賞やG1では「リピーター」という、複数年にわたって馬券になる馬がいる。そう、まさに同時期同舞台を繰り返し走る馬だ。上位クラスで起こる事象は、下位クラスでも当然起こりうるが、1勝クラスや2勝クラスでリピーターを考慮する予想者は多くない。そこに穴が潜んでいるわけだ。

 ミグラントにせよリピーターにせよ、何か理由はあるのか。野生から離れて久しいサラブレッドとはいえ、生物が季節に影響されるのはむしろ当然だと思う。人間だって好きな季節には体調が良く、苦手な季節はしんどいことがある。そう理屈をつけている。「ミグラント馬券」じゃなくて「渡り鳥馬券」でいいのでは?と言われたら、それはその通り。これはあれです。カタカナでちょっと分かりづらくした方が高尚な理論に見えるかもしれない…という、しょうもない理由です。ともあれ混戦の穴では「ミグラント馬券」がしばしばさく裂するので、皆さんも渡り鳥を探してみてください。

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