BCクラシックを占う一戦 ホイットニーSで強豪激突

2022年8月4日 05:30

 今週末、日本の競馬ファンの目はキングエルメスが出走する仏国に向きがちだとは思うが、3日間で3つのG1を含む8重賞が組まれるという豪華なカードが用意された北米のサラトガにも、ぜひご注目いただきたい。中でも見逃せない一戦が、古馬によるダート9FのG1ホイットニーS。1番人気が予想されるのがライフイズグッド(牡4)だ。今年1月のG1ペガサスワールドC(ダート9F)を含むG1・2勝馬で、G1ドバイワールドC(ダート2000メートル)では人気を裏切り4着に敗退したが、帰国初戦となったG2ジョンネルードS(ダート7F)を5馬身差で楽勝している。

 そしてここに挑むのが、4歳になった今季ここまで5戦5勝、前走G2スティーヴンフォッスターS(ダート9F)を含めて重賞4連勝中という、この路線の上がり馬オリンピアード(牡4)だ。

 さらに、G1ドバイワールドC2着馬で、帰国初戦のG3サルヴェイターマイル(ダート8F)も2着だったホットロッドチャーリー(牡5)が加わる。秋の大一番G1・BCクラシック(ダート10F)へ向けた前売りで上位人気に名を連ねる馬たちがそろったホイットニーSに、ご注目いただきたい。(競馬評論家)

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