【鈴木智】エリザベス女王杯 調教師の言葉信じスマッシュヒット

2022年11月17日 10:00

 木曜日のテーマは競馬。前週に高配当をヒットした記者が「この馬券こう当てた」で的中レースを検証する。先週は何と言ってもエリザベス女王杯の3連単((18)(13)(15)20万6260円の方)をスマッシュヒットした鈴木智憲記者。関東記者らしく、美浦の馬の底力と調教師の言葉を信じ切ってナイス配当を手にした。

 エリザベス女王杯は84年のグレード制導入後、初となるG12着同着となったため、3連単の配当も2通りある。記者の的中は1着▲(18)ジェラルディーナ、2着同着◎(13)ウインマリリン、△(15)ライラックで(18)(13)(15)の20万6260円の方。ウインマリリンが単独で2着だったら…とも思うが、仕方ない。

 ◎ウインマリリンは最高の出来で大一番を迎えられたと感じていた。元々、オークス2着など実績は上位。昨年、牡馬相手の日経賞、オールカマーを勝っており、牝馬同士なら実力は一枚上だ。エリザベス女王杯は3年連続の参戦。3歳時は4着。昨年は3番人気に推されたが16着。持病の右肘腫の影響で本調子になかった。

 前走・札幌記念は3着。ジャックドール、パンサラッサといった現役牡馬最強クラスと戦ってのもので、5歳になっても力は衰えていないと感じていた。そして手塚師の「肘に不安はない。昨年のオールカマーの時と同じような状態で臨める。力を出し切れればチャンスはある」というコメントが決め手。自信の印だった。

 配当額を大きく伸ばしてくれたのは12番人気のライラック。この馬に△を打てたのは美浦で相沢師の自信のコメントを聞けたことが大きかった。「雰囲気はいい。人気がないから今回は買いですよ。この馬は買い続けた方がいいです」。牝馬3冠ロードの皆勤馬。甘く見てはいけないのだ。師の言葉を聞いて正直、ライラックを本命にしようかとも思った。まあ、結果的に2着同着なら、どちらが本命でも正解だった。

 ただ…当たったとはいえ、とても悔しい。買い控えてしまったのだ。阪神は重馬場だった。ウインマリリンはあまり道悪が得意ではないと思っていたため、思い切って馬券を踏み込めなかった。良馬場だったら10倍はもうかっていたのではないか。ああ、悔しくて夜も眠れない。

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