【仙波】3連単26万9670円 誰でも当てられる「My格言」発表

2023年10月19日 10:00

 木曜のテーマは競馬。前週に会心ヒットを放った記者が、的中へのプロセスを振り返る。G1秋華賞は集団的中したが、1→3→2番人気。超人気馬券の当て方はまた別の機会として、今回は仙波広雄記者が◎△△で3連単26万9670円を的中した日曜東京10Rテレビ静岡賞を取り上げよう。この配当を引き当てた「格言」を発表!!

 競馬の予想は「能力」の比較が大前提。ゆえに穴党の筆者とて秋華賞はリバティアイランドを◎にした。ただあれだけ突出した能力は例外。現代競馬は実力接近が基本なので重要なのは「適性」だ。AがBに勝った、だからAはBより強い…は成立しない。AがBに勝った事実は「この条件(競馬場、季節、馬場状態など)においてAがBより強い可能性が一定のレベルで保証されている」に過ぎない。しかし出走全馬で、こんな認識で予想をしていてはきりがない。複雑な能力比較を一刀両断できる手だてを構築する必要がある。それが「格言」だ。
 今回的中した日曜東京10Rは「マイ格言」が実を結んだ。これを利用すれば誰でも3連単26万9670円が当たります。その格言とは――

 ◆湿った東京ダートはボールドルーラー系(父でも母の父でも)

 これだけ。ボールドルーラーは1954年生まれの古い種牡馬だが、多くの後継が出てその系統は米国競馬の本流と言える存在。日本ではダートでの活躍馬が圧倒的に多く、特に道悪での成績が上がる。今回の出走馬で該当するのは――

 ◎(11)レオノーレ(父マジェスティックウォリアー)
 ▲(9)ウラヤ(母父パイロ)
 △(6)レイニーデイ(母父ボストンハーバー)
 △(7)リンカーンテソーロ(母父ヴィンディケーション)

 この4頭のみ。東京の雨と馬場渋化を確信していたので、予想をまずボールドルーラー系の抽出から始め、次に条件、枠で比較し優位の◎を決定。人気薄のボールドルーラー系はいずれも前走で大敗していたが、一変要素を感じ取って印をケアした。当日の東京ダートは不良。極端な馬場は血統も偏りやすく、4頭のうち3頭が1~3着。

 東京ダートでボールドルーラー系が一番勝つわけではない。ただ穴が多く、今回のような連鎖的好走も起きやすく、出走頭数的に買い目を馬券に落とし込みやすい。ゆえに「マイ格言」としている。主なボールドルーラー系はパイロ、シニスターミニスター、マジェスティックウォリアー、タピットなど。格言の利用はご自由に。

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