時流は3歳の台頭!ナッソーSのジョアンオブアークに注目

2021年7月29日 05:30

 英国競馬の夏を彩る「グロリアスグッドウッド」が27日から行われている。開催3日目となる29日のメイン競走に組まれているのが、19年にディアドラが制したことで日本でもおなじみとなった、10F路線における牝馬のG1ナッソーSだ。6頭立てとなった中、1番人気が予想されるのがオーダリヤ(牝5)である。4歳だった昨季、ジャンロマネ賞、BCフィリー&メアターフという2つのG1を制している同馬。今季初戦となったロイヤルアスコットのG1プリンスオブウェールズSでも、前年の欧州最優秀3歳牝馬ラブの3/4馬身差2着に好走。健在ぶりを示している。

 対する新興勢力の筆頭が、今年のG1仏オークス優勝馬ジョアンオブアーク(牝3)だ。10F路線のG1エクリプスSを制したセントマークスバシリカ(牡3)、12F路線のG1キングジョージ6世&クイーンエリザベスSを制したアダイヤー(牡3)など、今季ここまで行われた3歳古馬混合戦では3歳世代の台頭が著しいだけに、ジョアンオブアークもその時流に乗りたいところである。日本時間の今夜11時35分に発走予定のナッソーSに、ぜひご注目いただきたい。(競馬評論家)

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