【浜田】カペラS、◎○▲の完全的中でリベンジ成功!

2021年12月16日 10:00

 木曜日のテーマは競馬。前週にヒットを放った記者が「この馬券こう当てた」で的中レースを検証する。今週は中山G3「カペラS」の3連単1万6910円を◎○▲の大本線で的中した東京本社予想担当・浜田公人記者が登場。展開を読み切った“完全的中”のプロセスを振り返る。

 馬はもちろんだが、記者にとっても1年前のリベンジだった。ダンシングプリンスは3着に敗れた昨年も◎。地方所属から通算6連勝で挑んだが、わずかに首+首差で涙をのんだ。その昨年は好スタートからいったんハナに立つも、ヒロシゲゴールドに内から競られ、主導権を奪い返された。4角では勝ったジャスティンに外からずっとプレッシャーをかけられる形。厳しい展開で、負けて強しの内容だった。

 今年も先行馬が多く、激流必至の情勢。その中でもモズスーパーフレアの初速は抜けている。モズがすんなり逃げてくれれば、理想的な番手に収まるはず。モズが出遅れて、昨年同様の展開になるのが唯一の懸念だったが、幸いロケットスタートを決め、思惑通りの展開となった。前に気配を感じさせながら、後続馬群のペースを巧みにコントロール。昨年はきつかったコーナーも、邪魔されることなくスムーズに回った。思い描いた通りの勝ちパターン。安心して見ていられた。

 1列後ろで◎をマークするとみた○リュウノユキナが2着。代打騎乗の石橋が完璧に乗ったが、最後は1キロの重量差か。先行有利の見立ての中、唯一印を回した差し馬▲オメガレインボーが3着。激流を味方に直線台頭のシーンも“シナリオ通り”だった。重賞で3連単を◎○▲で的中したのは、本社予想担当となって4度目。3→2→6番人気の決着で1万6910円は正直“安い”と感じたが、めったにない会心的中の快感はプライスレスだ。

 ただ、脳内にアドレナリンが充満したのは、ほんの一瞬。余韻に浸る間もなく発走した阪神JFでは、◎ナミュールが大出遅れ。カペラSで抱いていた一抹の不安が、形を変えてG1の方で“的中”してしまった。勝ったのは最後まで本命を打つか迷って対抗としたサークルオブライフ。3連単は10万馬券。2、3着馬にも印が回っていただけに、大魚を逸した感は半端ない。後悔と反省の念を抱きながら、帰路に就くしかなかった。記者とてG1開催週にG1以外のレースで当欄に登場するのは本意ではない。次こそはG1を本線で仕留めたい。 (浜田 公人)

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