【秋華賞】ウインエクレール狙い目!ディープインパクト産駒今こそ復権の時

2022年10月12日 05:30

 今年はまだディープインパクト産駒の3歳限定G1勝ちがない。要するに牡牝の2冠とNHKマイルCで勝ち馬が出ていないだけで、並の種牡馬なら特に珍しいことでもないのだが、不動のチャンピオンサイヤーにとっては最初のクラシックイヤーだった11年以来、初めての非常事態である。

 秋華賞は10年前に牝馬3冠を達成したジェンティルドンナを皮切りに14年ショウナンパンドラ、15年ミッキークイーン、16年ヴィブロス、そして昨年のアカイトリノムスメと、計5頭の優勝馬を送り出した種牡馬ディープインパクトの縄張り的G1。ちなみに18年はミッキーチャームが5番人気でアーモンドアイの2着に逃げ粘り、20年はマジックキャッスルが10番人気でデアリングタクトの2着に追い込んでいる。直近2頭の3冠牝馬誕生に最後まで抵抗したのもディープインパクト産駒だったわけで、支配力に陰りが見える今年は、おそらく最後になると思われる逆張りの大チャンスともいえる。

 春の2冠をスルーしたウインエクレールは、香港Cとクイーンエリザベス2世Cを制した香港マイスター、ウインブライトの半妹。G1馬の娘、あるいは妹といった単純明快な良血馬は、当欄でも繰り返し強調してきた牝馬3冠最終戦の穴メーカー。大本命スターズオンアースには最も警戒すべき刺客かもしれない。

特集

この記者のコラム

他の記者のコラム