レーティング上位の日本勢 黄金時代に突入!

2023年4月19日 05:30

 13日にIFHA(国際競馬統括機関連盟)から競走馬の国際番付「ロンジンワールドベストレースホースランキング」が発表された。

 ドバイシーマクラシックのレコード大楽勝でレーティング129の評価を得たイクイノックスは、14年ジャスタウェイ、16年エイシンヒカリに次いで日本調教馬史上3頭目の“暫定世界チャンピオン”となった。父のキタサンブラックは間髪を入れずに第2世代から桜花賞2着馬コナコースト、そして恐らく次回の世界ランクで3歳世代のトップを争う皐月賞馬ソールオリエンスを連発している。今や国内のみならず、世界の芝血統マーケットにおいても「ポスト・ディープインパクト」の最有力ブランドにのし上がった感じだ。

 レーティング125のゴールデンシックスティは去勢馬なので「牡馬」の単独2位は日経賞を圧勝した124のタイトルホルダー。同じく牡馬単独3位は、122で日本調教馬として初めてダート部門の首位にランクされたドバイワールドCの覇者ウシュバテソーロとなる。タイトルホルダーの父ドゥラメンテは最新の桜花賞馬リバティアイランドの父でもある。これまた日本産血統の再現性の高さの証明といえるだろう。

 UAEダービーを大勝したデルマソトガケには3歳ダートのトップとなる118が与えられた。これは日本調教馬の世代限定ダート戦における史上最高値。レーティングの上からも日本競馬が黄金時代に突入したことを実感させられる。(サラブレッド血統センター)

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