【坂田】2週連続スマッシュヒット!”収穫の秋”へのヒントたくさん

2023年8月17日 10:00

 ▼木曜のテーマは競馬。前週に会心のヒットを放った記者が、的中へのプロセスを振り返る。6日エルムSで3連単20万円馬券を的中した坂田高浩記者が、返す刀の13日関屋記念でまたも◎△▲で3連単3万6190円を的中!ドゥラメンテ産駒の牝馬アヴェラーレに注目する理由とは?秋へ向けての馬券ヒントも多数の振り返りだ。

 直線が長い新潟外回りにおいて、過去10年の関屋記念を振り返っても前半から極端に速いペースで流れることはなく、ゆったりした流れからの瞬発力勝負になることが多い。牝馬らしい切れ味で最も魅力的に映ったのが◎アヴェラーレだった。

 ドゥラメンテ産駒の牝馬には一目置くべし。今年のJRA重賞では前週までで【5・2・2・11】(連対率35%)。リバティアイランドやスターズオンアースのG1馬が出走していることも大きいが、サウンドビバーチェ(阪神牝馬S)やドゥーラ(クイーンS)も結果を出していて層が厚い。前走で上がり3Fがメンバー3位以内だった馬に限れば【4・1・1・6】(同42%)と信頼度がアップする。

 アヴェラーレは前走・京王杯SCの上がり3Fがメンバー最速の32秒5。直線スムーズさを欠いたことを踏まえても強い内容だった。ちなみに今年を含む過去10年の京王杯SCで、その前走が3勝クラス(旧称1600万級)だった馬は【0・0・0・14】。今年、豊橋S1着から挑んだこの馬も4着に敗れたが、実績馬に引けを取るどころか凄みすら感じさせた。かなり成長している、と脳内にインプットされていた。

 この馬を追いかけようと思ったのは、昨年11月の秋色S(3着)が大きかった。好メンバーがそろって戦前から熱視線を送った3勝クラスのレースだが、1着ジャスティンスカイや2着レッドモンレーヴの馬名を挙げるだけで伝わるだろう。4着ジネストラ、5着ゾンニッヒ、6着アルナシームまで、多くが今年重賞で上位争いするまでに出世している。これらの面々はまだまだ活躍すると思う。

 今年の関屋記念もペースはさほど速くなかった。切れ味がモノをいう展開で、アヴェラーレは2、3着馬につけた0秒1の着差以上の完勝。父ドゥラメンテの牝馬からまた1頭重賞ウイナーが誕生。おそらく今ならG1級と戦ってもいい勝負になる。

 2着ディヴィーナと3着ラインベックの友道厩舎同士の争いにはシビれた。スロー映像が流れるとテレビ画面に身を乗り出した。個人的には2着ラインベックの方が高配当で良かったけど…。まあ欲張りすぎでしょうか。また頑張ります。

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