木曜のテーマは競馬。前週に会心のヒットを放った記者が、的中のプロセスを振り返る。今週は２０日の札幌記念で３連単１６万８９３０円のビッグアーチをかけた万哲こと小田哲也記者が登場。２番人気の◎プログノーシスから２着の△トップナイフ（９番人気）、３着の△ソーヴァリアント（４番人気）にもしっかり印が届いてズバリ的中。１９年から札幌記念５年連続的中の美酒に酔った。その勝因は？

　レース前日の１９日、札幌ススキノの「ナイトイン２１世紀」で開催した「ＬＥＥ不動産プレゼンツ札幌記念馬券検討会」。熱い競馬ファンにお集まりいただき、ありがとうございました！！６年続く名物イベント。今夏の会場は、かつて細川たかしさんもステージに立った半世紀以上の歴史を誇る名ナイトクラブ。独特の熱気に気合も入りました。

　◎プログノーシスは検討会に一緒に参加した後輩の田井君と同じ本命で心強い限りだった。そろって評価したのは４月香港のクイーンエリザベス２世カップ（２着）。直線で前が詰まりながらも粘り強く伸び、香港の雄ロマンチックウォリアーに続いたこと。当時の走破タイムが「２分２秒２」。芝２０００メートルの表面的な時計だけ比較すれば、今春大阪杯を「１分５７秒４」で制したジャックドールに全くかなわないのだが、一見遅いシャティンの時計が洋芝＝タフで時計がかかる札幌に直結すると考えた。

　ユニコーンライオン、アフリカンゴールドが飛ばす展開なら、自慢のロングスパートで札幌の短い直線も制圧できる。重めの芝もＯＫとみて打った◎なので、日曜朝まで降った雨も結果的にはプラスだったかも。道中は馬群の中を冷静に押し上げ、早めに動いた鞍上・川田の好プレーにはただただ感服です。

　３連単１６万の立役者になってくれた２着△トップナイフはダービー（１４着）でも△を打った。タスティエーラに続いた弥生賞（２着）を見ても、現３歳屈指の力は明らか。札幌芝を３度経験（未勝利Ｖ）の強み。ダービーの大敗だけで見捨てなくて良かった。
　これで札幌記念は◎ブラストワンピースで仕留めた１９年から５年連続的中。検討会に参加された方から「馬券獲りました！！」とＬＩＮＥやメールが届き、自分が当てた以上にうれしいものです。

　なぜ、札幌記念が当たるか？最大の理由は検討会があると、オッズや欲など邪念を捨てて「１着になる馬は？」とシンプルに取り組めることだと思う。長年、検討会をバックアップしていただいているＬＥＥ不動産さんには心より感謝しています。　（小田　哲也）