【天皇賞・秋】ガイアフォース覚醒!最強キタサンブラック産駒の“もう1頭”
2023年10月25日 05:30 昨年の覇者であるイクイノックスがレーティング上の世界チャンピオンとして臨む防衛戦。東京芝2000メートルの天皇賞を連覇した牡馬は過去にいないのだが、すでに歴史的といえる存在となった令和の名馬には杞憂(きゆう)だろう。リバティアイランドの秋華賞同様、焦点は2着争いということになる。
イクイノックスの父キタサンブラックは、記録的不良馬場での激闘も記憶に新しい17年の優勝馬。グレード制導入以降の優勝馬で初めて牡の優勝馬の父となった同馬は、現時点で最新にして最強の“秋天サイヤー”といえる。今年はその血を引く馬がもう1頭いる。イクイノックスと同期の4歳牡馬ガイアフォースである。
安田記念は4着に終わったガイアフォースだが、当時のコラムで言及した覚醒の可能性は今回も捨て切れない。母の父クロフネは15年の2着馬ステファノスの母の父で、祖母の父ダンスインザダークは同年の優勝馬ラブリーデイの母の父、そして3代母の父にして父キタサンブラックのBMSサクラバクシンオーのBMSでもあるノーザンテーストは85年、秋の天皇賞史に残るアップセットを演じたギャロップダイナの父。配合的にも3×4でインブリードされたサンデーサイレンスはグレード制導入以降の最多勝(5勝)サイヤーと、あらゆる面から極めて“秋天濃度”の高い血統構成なのである。
同じ父の大本命馬とは初対決。ここは私製血統格言の一つ、「2頭出しはまとめて買え」を適用したい。 (サラブレッド血統センター)
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