ドバウィとフランケルの種付け料が世界最高値に

2023年11月9日 05:30

 英国のニューマーケット近郊にあるバンステッドマナースタッドが、繋養(けいよう)種牡馬の24年の種付け料を発表。23年は27万5000ポンドだったフランケルの種付け料が、24年は35万ポンド(約6622万円)に上がることが明らかになった。

 同じくニューマーケット近郊にあるダルハムホールスタッドが、23年は35万ポンドだったドバウィの種付け料を、24年も据え置くことを既に発表しており、フランケルはドバウィと横並びで、欧州繋養種牡馬としては最高額の種牡馬となることが確定した。また北米最高値のイントゥミスチーフの24年の種付け料は25万ドル(約3778万円)と発表されており、ドバウィとフランケルは世界最高値となることも確実となっている。

 23年のフランケルは、インスパイラル、モスターダフ、カルディアン、ナシュワ、ソウルシスターなど11頭ものG1勝ち馬を出した。英国と愛国の数字を合算したサイヤーランキングで、2位ドバウィに280万ギニーもの大差をつけ独走態勢を築き、自身2度目のリーディングを確実にしている。史上最強馬と謳(うた)われたフランケルが、種牡馬としても怪物ぶりを発揮し始めたと言えそうだ。 
 (競馬評論家)

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