【田井】3連単がっちり!馬体ガチ派の視点とは?

2023年11月30日 10:00

 木曜のテーマは競馬。前週に会心ヒットを放った記者が、的中の理由や思考のプロセスを振り返る。田井秀一記者は日曜京都の京阪杯において、◎☆▲で3連単2万9430円をゲット。さすが名うての馬体ガチ派。距離短縮のスプリンターが躍進するのを鮮やかに見抜いた。

 レース史上最低払戻額の3連単1130円。3冠馬3頭で決まった20年より配当が低いというのは衝撃的だった。あ、ハズレたジャパンCの話です。イクイノックスの単勝1・3倍は06年ディープインパクトと同じ。ラストラン以外では単勝1倍台決定的な馬には◎を打たない“マイルール”を破りたくなるほどの尊敬とほんの少しの畏怖の念が襲ってくる勝ちっぷりだった。あと、レース直前にイクイノックスとリバティアイランドが一緒にゲート裏まで移動してきたシーンの大歓声は鳥肌もの。入場人員はコロナ禍以降最多の8万5866人。久しぶりに競馬場で競馬を見た気がした。

 では本題に。ジャパンCの取材に奔走する最中に行われた京阪杯(京都12R)は◎トウシンマカオが連覇。ビッグアーサー産駒らしい筋骨隆々かつ、胴が詰まった典型的なスプリンター体形。サクラバクシンオーの孫であるビッグアーサー産駒はその血統通りの戦績で、JRAでの全70勝中53勝が1200メートル。前走・スワンSはスピードを抑えきれず逃げる形になったが、距離短縮の今回はパフォーマンスを上げてくるのは必然だった。

 スパイスは新鞍上の菅原明。開催終盤の京都は外差し馬場だったため、早め先頭から足をすくわれるのだけが怖かったが、菅原明は若手らしからぬ“我慢が利く”ジョッキー。差しが決まりやすくなる開催終盤に勝率が上がる傾向があり、重賞勝利もカラテやオニャンコポンなど華麗な差し切りが多い。そのイメージ通り、前進気勢が強いトウシンマカオとしっかり折り合い、7番手から脚を使わせた。騎手の傾向も馬券のヒントになる。

 2着の☆ルガル、3着の▲エイシンスポッターは調教独断(木曜付紙面)で栗東のオサムさんがいつも絶賛している印象で、実際に坂路をド迫力に駆け上がってくる姿は重賞馬のそれ。今後も印を回し続けなければならない馬だろう。

 さて、今週からは開催替わって中山、阪神、中京。実は、京都の日曜メインは菊花賞(◎タスティエーラ)→カシオペアS(◎アルナシーム)→みやこS(◎ウィリアムバローズ)→エリザベス女王杯(◎ブレイディヴェーグ)→マイルCS(◎ジャスティンカフェ)→京阪杯と6週連続で何らかの馬券は当たっていた。今週からの3場開催も早く傾向をキャッチして、読者の皆さんのお役に立つ印を打っていきます。

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