【高木翔平】朝日杯FS5番人気に本命ズドンG1連勝!!有馬記念へ最高潮
2024年12月19日 10:00 木曜のテーマは競馬。前週に会心ヒットを放った記者が的中へのプロセスを振り返る。今週は東京本社・高木翔平が登場。先週の阪神JFに続き、朝日杯FSも◎△で馬単3700円を的中させた。2歳G1で連勝とリズムは最高潮。有馬記念へ向けて頼りになる本社担当の的中プロセスを振り返る。
朝日杯FSは◎アドマイヤズーム、△ミュージアムマイルで馬単3700円をクリアできた。本社予想の立場で5番人気の馬に本命を打てたのは気持ちが良かった。ただ、3着ランスオブカオスに回らなかったのは痛恨…。レース前日の土曜には1面で予想を披露したが書いた内容とは正反対のレースになってしまった。的中への過程は自慢できたものではないが、振り返ってみたい。
朝日杯FSは過去10年、前半3Fの平均ラップが「34秒0」。今年は逃げるタイプが少なかったが、G1の舞台ならそれに近い速いペースになると踏んでいた。しかし、ふたを開けてみればマジシャン横山典に乗り替わったダイシンラーが最内枠から単騎逃げ。絶妙にレースを支配する。ラップを落ち着かせ、前半3Fは過去10年で2番目に遅い35秒4というスローペースに持ち込んだ。
アドマイヤズームに◎を託した一番の根拠は、前哨戦の未勝利戦をハイラップで勝ち切っていたから。前走の内容を高く評価。厳しい流れに耐性があり、重賞初挑戦の身でも勝負になると読んでいた。結果的には自身の新馬戦よりも遅いペースを2番手でセンス良く追走。抜群の手応えで直線を向き、好位からメンバー最速の上がり3F(33秒6)を繰り出す完勝劇だった。“想定外”の形で強かっただけに、評価はさらにアップした。
レース当日は本番までに芝のレースが3鞍行われた。3つのレース全てで3枠から内の馬が連対していた。開催終盤は外差しがセオリーだが、内も決して悪くないなと思った。京都はこの週からDコース替わり。その影響もあったか。2番枠という好枠が結果的には追い風となった。
ミュージアムマイルは出遅れを挽回するように道中で脚を使った。それでも2着まで持ってきたのだから、スタミナをアピールした形。2000メートルで勝ち鞍があり、距離が延びても問題ない。来春のクラシックで楽しみな一頭となった。
阪神JFはアルマヴェローチェ(5番人気)に本命を打ち、◎△で馬単1万8180円を当てることができた。これでG1連続的中。今週の有馬記念も力が入るところだが、暮れのホープフルSもきっちり射止めて“24年2歳G1完全制覇”といきたい。 (高木 翔平)